猫は何かをねだる時はゴロゴロとのどを鳴らし、甘えてきますが、基本的に気まぐれでマイペースです。猫の寿命は平均10~16年ですが、最近はエサの改良や医学の進歩で更に長生きする猫が増えています。猫は、生後約1年で人間の20歳になります。その後は猫に年齢×6+15と計算します。7歳を過ぎると老猫になります。その歳になると体に様々な変化が表れるので、飼い主は注意深く日頃の行動やしぐさを見ていかなければなりません。犬のようにいつも飼い主の傍にいるわけではないので、余計に異変に気付かずに過ごしてしまいがちです。老猫に多い病気は次のようなものです。元来猫は綺麗好きで体が悪くてもトイレに行きますが、それを失敗するときは尿道結石、糖尿病、膀胱炎などの腎臓疾患系が考えられます。食欲がなくなったり吐いたりするときは肝臓の病気、口が匂うときは歯周病、皮膚や乳腺、耳、口の中などにできるしこりは腫瘍を疑います。このように年を取ると様々な器官が弱まっていきます。対処法としては、普段から猫の様子をチェックし、異変が感じられたときはすぐに病院に行くことです。動物は話すことができません。辛い痛い助けてのメッセージは、猫の様子から飼い主が感じ取る義務があるのです。
子猫はとても可愛らしいものですが、小さいときはまだ体の抵抗力もなく、体調も崩しやすいですし、そして小さいうちは衰弱も早いので、日頃から健康管理には気をつけて、変化を見逃さないようにしてあげたいものです。
子猫がかかりやすい病気としては、猫風邪があげられます。特に野良猫の子供を保護したときなどはすでに感染していることも多いですから、特に問題はなさそうでも、動物病院で診察を受けておくことがおすすめです。
そして、小さいときは寄生虫がわくことも多いですから、駆除はしっかり行っておきたいものです。
回虫などがわくと、食欲が落ちたり、排泄に異常が起きたりしますが、これは人間にも害が及ぶ場合もありますので、早めに対策はとっておきたいものです。
そして対処法としては、まずは動物病院に連れていき、検査を受け、それに合わせた駆除が行われることとなります。注射もありますし、飲み薬もありますし、体につけて駆除していく方法もあります。
そして、体力がついてきたら、感染症などを予防するためのワクチンも接種しておくと、ワクチンで防げる病気についてはほとんど心配がいらなくなります。
そしてワクチンは子供のときだけではなく、毎年行っていくこととなります。